よくある質問 Q&A

 

出来上がりはどのような感じになりますか?

襟や袖の部分は同じ布を用いて仕立てています。

南木曽ねこのように、首の部分だけ「黒色」のような、生地の違いはありません。

裏地は表生地に馴染みやすい着物生地や、長襦袢、胴裏、八掛地の『新品の生地』を使用しています。

表生地を選んでいただき、その後、裏地の提案画像を送り、選んでいただいています。

ご希望の雰囲気や色柄などがあればご注文時にお伝えください。

 

冷えは腰が冷えることから始まりやすいため、腰まで温まる長さで仕立てています。(オプションで長さが変えられます)通常サイズの着丈は首筋から60センチ程度です。

肩ひもの太さは、ずれ落ちにくく、着用感を感じさせない絶妙な幅で製作しています。

 

 

 

着用感の違いは?

 ・もめん綿のみ

通常の南木曽ねこと同じ厚みです。柔らな温度で背中が温まっていきます。ハリがあり、手入れがしやすいです。

 

・真綿+もめん綿

もめん綿にハリと適度に厚みがあるので背中を覆ってくれる様な安心感があります。体温を綿で包みこみ冷気を感じさせません。背中に当たる面に真綿が入るので、真綿特有のジリジリと暖かい感覚もあります。適度にハリがあるので扱いやすいです。もめん綿は経年変化で固くなります。

 

・真綿のみ

着用感がないのに何故だか不思議と暖かいです。
非常に軽いので、着用感を感じさせません。出来上がりは想像以上に薄いです。

 服の中や制服、着物の下などインナーベストとして着る方は、真綿100%の方が薄いのでお勧めいたします。

夏場の冷房冷えにもお勧めです。

 

・真綿のみ(たっぷり二倍量以上~、角真綿)

薄い真綿の布団を背負っているような感覚ですが、中綿は真綿100%なので、着用感はほとんどありません。

入っている真綿の量が多いほど、背中からジリジリと熱さを感じられます。
真綿が沢山入っていても、インナーとして服の内側に着用していただいても、厚みは気にならないほど軽くて薄いです。

 

真綿が入っているかどうか、真綿の入る量で、暖かさの感じ具合は全く違ってきます。

又、ウール生地より正絹の生地が若干軽いと思います。ウール生地はハリがあり、扱いやすいです。絹の生地はハリがあるものと、柔らかいものがあります。

(長年着用すると、真綿の性質上ものすごく細い糸なので、布の織り目から表面に真綿が毛玉のように数箇所出てきます。荒い目の生地には内側に絹の生地を挟み込み、二重に仕立てています。

厚さはどれくらい違いますか?

 

左「真綿一枚」      右「真綿+もめん綿

重さを測ったところ、真綿+もめん綿は125g  真綿一枚のねこは107g

(写真のねこはウールなのでこの重さです。正絹生地のねこは真綿+もめん90g、真綿一枚で70gでした)

生地によって軽さは変わってきます

おおまかな厚みを測ったところ、真綿+もめん綿は1センチ 真綿一枚のねこは5ミリでした。

 

これは空気を含んだ状態ですので、実際に着用すると厚さはどちらも気にならない程、薄いです。

 

 

(左)近江真綿二倍量 + 近江角真綿一組  (右)近江真綿一枚

 

真綿のねこは、インナーとして服の中に着用出来るよう、とても薄く仕上げています。

 

端はしっかりさせるため、綿を折り返して入れていますので少しだけ厚みが出ます。

薄い、軽い、柔らかい、をご希望されるなら真綿のみをお勧めいたします。

どのねこも長く着れば自分の背のかたちに馴染んでいきます。

(下、左)真綿+もめん綿 (中)真綿一枚 (上、右)真綿二倍量+角真綿一組

 

 

 

 




近江真綿と近江「角」真綿の違いは?


当店で使用している近江真綿は、片面ににかわで糊付けされた布地状の真綿です。

説明書きをコピーします。
 ↓

「吹留真綿」の「吹留」とは真綿は馴染むまでとても強く、布の繊維の間から吹き飛ばないように、ニカワを薄く溶いて糊付けしているという意味です。馴染んでくると、そのニカワは溶けてさらに真綿を柔らかくします。最初はごわつく感じがありますが、それが本物の証拠、すぐに馴染んでまいります。

 

 

真綿といえば、「角真綿」が定番ですが、角真綿は長く着用すると布の繊維の間から真綿の毛が出てきやすくなります。当店で使用している近江真綿は吹留加工がしてあるので表面に真綿の毛玉が発生しにくい、という利点があります。

 

 

オプションでしようしている近江「角」真綿は、昔ながらの四角の真綿を四方八方に大きく伸ばして使います。(真綿の布団の作り方と同じです)
真綿のみの半纏をつくる場合、角真綿をのばして製作するとどうしても厚みのムラが出来てしまいます。

オプションで近江真綿やもめん綿の「中綿」として挟み込む場合は角真綿の方が空気を含むのでお勧めしています。

 

なみに、近江真綿max量+近江角真綿

み、重さ、着心地、が最上級です。
(↑羽毛布団並に暖かく、汗かきますよ)

これ以上真綿を入れていくことは可能ですが、着心地がちょっと重くなるかな、と個人的な見解です。

 

 

 

紐の長さは調節できますか?

 

長さの調節は可能です。紐の終わりを半分に折って手縫いで始末してありますので、解いてご自分に合う長さに縫い直して下さい。紐を縫い付けずに発送することも可能です。

 

 

 

 

肩紐が落ちやすいです。(なで肩なんです…)

 

カーディガンやフリース等の服の下に着てみてください。

ねこの上に服をサンドイッチすることで肩紐は落ちず、羽毛ふとんを羽織っているかのような暖かさを感じられるので、おすすめです。

 

 

 

お手入れ方法を教えてください。

基本的に背中だけの半纏なので頻繁に洗う必要はないと思います。吸湿放湿に優れているので、そこまで気にする必要はないかなと思います。たまに風通しの良い室内で陰干ししてあげてください。


汚れた場合はその都度部分的に汚れを落としてください。

真綿を取り扱っているクリーニング店に出すのも良いと思います。


小さなお子様(つたい歩きくらい)がいるご家庭は、お子様がママの背中をよく触るので、ねこが汚れやすいです。その時期はインナーに着用することをおススメします。



自宅で洗えますか?

クリーニングに出すことをお勧めしますが、ご自宅でも洗うことは可能です。

ホームクリーニング用の洗剤やクエン酸をご使用ください。


洗濯ネットに平に入れて下からくるくるとロール状に丸めて、オシャレ着洗いで押し洗い。

タオルに挟んで水を切り、平たく陰干し。

洗うと初めの頃のふわふわ感はなくなりますが、相変わらず暖かいです。

(自宅洗濯で不具合が出た際の保証は負いかねます)

 

 

 

出来立てのふんわり感を保ち長持ちさせる為にもプロのクリーニングをお勧めします。

特に正絹、銘仙の生地や、中綿が真綿100%のものはクリーニングに出した方が間違いないかと思います。

銘仙には色落ちするものや、シワになりやすいものがあります)

 

 

 

 

着丈はどれくらいが良いのですか?

 

ねこ半纏を着て座った状態(コタツに入った姿)で、腰辺りまで覆われる長さがあるとより暖かいです。あまり長すぎると座った時にシワが付く可能性があります。

 

通常サイズで首筋から60センチ程です。ほとんどの方はこの長さで大丈夫だと思います。

背の高い方や男性、お尻まですっぽり包みたい方は70センチ前後のオーダーが多いです。

(その場合は+500円)

 

不安な方はご自分の首筋~尾てい骨までの長さを測ってからご注文くださいね。

 

 

 

 

新品の生地はないのですか?

 

反物から仕立てるものは、未使用の生地です。生地の種類では、各生地ごとに、もとの状態(長着、羽織、反物、等)を記載しています。使用している生地は現代では表現できない風合いのある昔ながらの正絹、ウールを選んで使用しています。


 

洋裁ですか、和裁ですか?

 

現代の着こなしに似合うよう、一部和裁、主に洋裁の技法で仕立てています。強度を保つためにミシン縫い、一部手縫いの部分があります。

 

 

 

裏はどうなってるの?

 

表の生地に馴染む織りの生地を使用しています。紬は紬用の八掛地を主に選んでいます。

柔らかい生地には柔らかな裏地を。

表地の長さが生地によってそれぞれ違う為、裏地に使用する布の長さも一着ずつ違います。

裏地は主に新品の生地を使用しています。

表生地が確定したら、裏生地をご提案いたします。

鮮やかな柄物NGの場合はご連絡ください。

 

 

プレゼントに贈りたいのですが、送り先と支払者が別でも大丈夫?

 

もちろん大丈夫ですよ。その場合、送り状のご依頼主の欄をご注文者様のお名前にすることも可能です。

 

 

 

他のねこ半纏との違いは?

 

「珊檀果sandunga」のねこはんてんは、私なりの理想の形、田舎くさくなく、肩紐がずり落ちにくく、軽くて薄い、そして肩こり持ちでも負担無く着用でき、ということを考えながら手作りで製作して街中で着てもおかしくないようなものをつくることを心がけています。

また、中に入れる綿にもこだわっています。

真綿は大変貴重な滋賀県産の近江真綿を使用しています。

私なりに安心できる素材を厳選して製作しています。